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鉛レス黄銅 “LEAD & CADMIUM FREE” FREE CUTTING BRASS

地球環境に優しい鉛レス黄銅の開発で、常に業界をリードしています

鉛レス黄銅

“LEAD & CADMIUM FREE” FREE CUTTING BRASS RoHS・ELV完全対応のカドミレス&鉛レス黄銅棒 【BZ】SERIES JIS H3250 C6801・C6802
サンエツ金属がお届けするBZシリーズは、ELV・RoHSに完全に対応した、ビスマス系鉛レス黄銅棒です。

これまでの黄銅棒は、鉛を添加して切削性を向上させていました。しかし、鉛は環境負荷物質であり、今後黄銅棒の鉛レス化が進むと予想されています。このような動向を受け、サンエツ金属は、鉛に代えてビスマスを添加し、カドミウム&鉛レスで従来材と同等の高い強度・優れた切削性・耐腐食性、また非磁性を実現した[ BZ ]シリーズを開発しました。

BZ SERIES

切削・鍛造・カシメ性などの加工性を
高い次元でバランスさせた
鉛レス快削黄銅棒の決定版

カドミウムレス&鉛レス快削黄銅のラインナップ

品質 規格 当社記号例 特徴・用途 カドミウム
快削黄銅棒
BZ5
JIS H3250 C6801 BZ5A 切削・一般カシメ用 100ppm以下 10ppm以下
BZ5U 一般強カシメ用 100ppm以下 10ppm以下
BZ5F 鍛造・カシメを伴わない切削用 100ppm以下 10ppm以下
耐脱亜鉛快削黄銅棒
BZ3
JIS H3250 C6801
JIS H3250 C6802
BZ3 切削用ハイスペック品 100ppm以下 10ppm以下
BZ3N 切削用スタンダード品 1000ppm以下 10ppm以下
■優れた切削性
切削抵抗、切り粉の形状、切削工具の寿命など全ての面において、鉛入りの従来材に最も近い切削性を実現しています。
■優れた鍛造性
高温域から低温域まで、鉛レス素材であることを全く意識せず、同一のセッティングで鍛造することが可能です。
BZ5

新時代のグローバルスタンダード、ビスマス系BZ5シリーズは切削・鍛造・カシメ性などの加工性を高い次元でバランスさせた「鉛レス・カドミレス快削黄銅棒」です。
また、熱伝導性や電気伝導性が優れる為、特に電気系・電子系・自動車系の加工部品に採用されています 。
JIS規格番号は、H3250 C6801です。切削用・鍛造用・かしめ用等の様々に異なる材質が、C6801というひとつの規格番号の中に全てカバーされています。

BZ5シリーズ
BZ5A(切削用・一般カシメ用) JIS規格:C3603、C3604 代替品 BZ5U(カシメ用) JIS規格:C3601、C3602 代替品 BZ5F(鍛造・カシメを伴わない切削用) JIS規格:C3771 代替品
  • ○鉛 100ppm(0.01%)以下保証 カドミウム 10ppm(0.001%)以下保証
  • ○日本工業規格 JIS H 3250 C6801BD-F
BZ3

BZ3シリーズは、S.3874(米国安全飲料水法)、AB1953(米国カリフォルニア州水栓規制)、NSF/ANSI 61(米国衛生財団 国家規格)に対応。耐脱亜鉛性・耐摩耗性に優れた「耐脱亜鉛鉛レス・カドミレス黄銅棒」です。(最大浸食深さ70μm未満)
最大浸食深さ=脱亜鉛深さ+溶解腐食深さの最大部分

BZ3シリーズ
BZ3(切削用・鍛造用)JIS規格:C3604、C3771、C3531 代替品
  • ○鉛 100ppm(0.01%)以下保証 カドミウム 10ppm(0.001%)以下保証
  • ○日本工業規格 JIS H3250 C6801BDRD-F
BZ3N(切削用・鍛造用) JIS規格:C3604、C3771、C3531 代替品
  • ○鉛 1000ppm(0.1%)以下保証 カドミウム 10ppm(0.001%)以下保証
  • ○日本工業規格 JIS H 3250 C6802BDRD-F

※2014年1月4日に「S. 3874」が施行されました。

「S. 3874」は、米国連邦法であるSDWA(安全飲料水法)に対する改正法です。
改正法では、飲料水に接触する製品について、接水する部材の鉛含有量を0.25%以内に制限しています。
※耐脱亜鉛用は製法(BD)の後にRDを付ける事をJISで定められています。

最大浸食深さについて

BZシリーズのカタログはこちら[PDF]

安全な金属[ビスマス(Bi)]原子番号83

快削黄銅棒は、その優れた切削性を実現するため、銅と亜鉛に加えて意図的に鉛を添加することが避けられないと考えられてきました。BZシリーズは鉛に代えてビスマス(Bi)を添加することで良好な切削性を実現しつつ、環境負荷物質の使用量を抑制した画期的な新合金です。

ビスマス(Bi)は、重金属の中では例外的に人体や環境への悪影響が少ない物質として古くから知られており、胃腸薬・傷薬などの医薬品、口紅やアイシャドーなどの化粧品に広く添加されています。

また、※IMS国際共同研究プログラム(IMS0332)において、鉛フリーはんだ材料の地球環境への影響、生物影響(安全確認)が行われました。(研究機関:東北大学医学部、静岡大学農学部、国立環境研究所、順天堂大学医学部、慶応大学医学部)。その結果、ビスマス(Bi)は、環境にやさしく、生物影響に対しても安全性が高いとのデータが得られています。そして、Pb代替元素としてBiが最も望ましいと考えられるとの報告がなされています。

有害な化学物質を管理する仕組みとして「PRTR法(日本では平成11年に法制化)」が施行されていますが、「PRTR法」で有害性が指摘されている437物質にビスマスは含まれておらず、安全性の面では重金属の中でも極めて高い評価が確立しています。

※2003年7月23日IMS成果報告会資料[EFSOT:環境対応次世代接合技術の開発(無鉛はんだ構成成分の生物および環境影響評価)]

鉛レス材のQ&A
鉛レス材(Bi系、Si系)の切粉を一般の鉛入り快削黄銅材の切粉と混ぜてもよいのか?

Bi系もSi系も切削加工によって発生した切粉は、一般の鉛入り快削黄銅材の切粉と分別しなければならない。これは、端材についても同様である。理由は、Bi系もSi系もPb量は規格で0.1%以下と決まっているので、これを外れると規格外品になってしまい鉛レス材と呼べなくなるからである。また、鉛入り材にBi系やSi系が混じった場合、機械的性質や切削加工性、直伸性など従来材に比べて劣化するので分別管理が必要である。

Biは重金属で原子番号が鉛の隣にあるので、有害元素ではないのか?

IMS国際プロジェクトであるEFSOT(環境対応次世代接合技術の開発)で鉛フリーはんだの生物影響評価が行なわれた。その中でBiの毒性評価が行なわれたがPbやSbに比べて、極めて毒性が低いとの結果が出ている。

Biは埋蔵量が少なく、あらゆる分野でPbの代替元素としてBiを使われると入手が不可能になる。また、一般にBiはPbの副産物であり、1トンのBiを得るために30~200トンの鉛が製造される。鉛は限られた商業的価値しかなく、Biを得るために大部分の鉛が廃棄されることになると聞いているが本当のところは、どうなのか?

Bi生産量で中国のシェアが高い理由は、Biが量的にはタングステン・錫鉱床の随伴鉱物として産出することに関係する。鉛の副産物ではない。中国最大のShizhuyuan鉱床の総メタル量はWO3:75万トン、Sn:45万トンに対し、Bi:30万トンを含み、副産物とはいえないくらいBiに富んでいる。また、最近発見されたベトナム北部のNui Phao鉱床では、WO3が16万トンでBiが7.9万トンである。さらにモンゴル北東部でカナダのジュニア会社が探鉱中の鉱区で、約12万トンのBiが含んでいることが確認された。Biは少量元素資源とはいえ、インジウムやカドミウムとは異なり、独立鉱物相を形成する可能性が高いために、所を得て大鉱床として存在する可能性がある。

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